【キャンプ場スタッフ監修】キャンプでは日中はアクティビティを楽しむ人が多いですが、夜はどんな楽しみ方があるでしょうか?
大自然の中、ランタンや焚き火以外に明かりのないキャンプ場で思い切り楽しむ方法を紹介します♪
夜が来る前に終わらせておきたいことや、夜のマナーについてもまとめたので、ぜひ参考にしてくださいね。
こんにちは!有野実苑オートキャンプ場の妖精、コッフェルくんだよ!
キャンプのことはなんでも聞いてね!
夜のキャンプの楽しみ方について知りたいんですが、知っておくべきマナーなどもあわせて教えてください!
まかせて!キャンプにはさまざまな楽しみ方があるけど、夜はお昼に楽しめない楽しみ方も沢山!今回はそんなキャンプの夜の過ごし方や、夜までにしておきたいこと、マナーをあわせて紹介するね♪
有野実苑(ありのみえん)オートキャンプ場は千葉県山武市にある緑豊かな森と農園に囲まれたキャンプ場。 関東近郊で都心から90分というアクセスのいい立地にありながら、きれいな空気と新鮮な産物に恵まれ、四季折々のキャンプを気軽にお楽しみいただけます。 木々に囲まれて区画されたサイトと、充実した設備、各種クラフト体験や収穫体験など様々なイベントをご用意し、 スタッフ一同、皆さまのお越しをお待ちしております。
有野実苑オートキャンプ場公式サイトはこちら:https://arinomi.co.jp/
※本記事はキャンプのプロ!有野実苑オートキャンプ場のスタッフをはじめ、有野実苑を愛してくださるキャンパーのみなさま・全国のキャンパーのみなさまのお声、口コミを参考に制作しています。
1日中楽しめるキャンプ!夜の楽しみ方って?
夕食や家族団欒、最近ではキャンプ場内に花火ができる場所があったりと、キャンプの夜は楽しいことが盛り沢山!キャンプで最も盛り上がるのは夜だったりします。
しかし、夜のキャンプ場はしっかりと準備しないと台無しに……。
暗くなる前に準備したり、キャンプへ行く前に少しでも準備していったり。何事も事前に準備しておくことで、夜の時間を有効に使えるので夕飯を食べて眠るだけでなく、星空を眺めたり、焚き火をして団欒したりと楽しい夜が過ごせること間違いなしですよ!
キャンプの夜の楽しみ方や、おすすめを紹介します。
【焚き火】
キャンプの醍醐味といったら「焚き火」。
日常生活ではなかなかできないし、子供たちも大喜び!
ファミリーキャンプでは誰よりもパパが1番焚き火を楽しみにしています(笑)
火を囲んでマシュマロを焼いても盛り上がりますよ!
最近では直火禁止のキャンプ場が多くなっているので、キャンプ場でのルールに従って、必要に応じて焚き火台や焚き火シートなど必要なものは事前に準備が必須。
また、寝る前に火の処理をしっかりと行うのが大切です。
焚き火は燃えている火に水をかけると危険です。なので消灯時間までに自然に燃やし切れるように注意しましょう。火消し袋や火消し壺を使うと時短にもなり便利ですよ。
始めのうちは消灯時間が22時であれば、21時30分くらいを目安に燃え切るようなイメージで薪管理すると、時間がすぎることなく焚き火を楽しめます。
【キャンプ飯を楽しむ】
キャンプでは、ランチはキャンプ場近くのお店で食べたり、簡単にカレーやインスタントラーメンなどで済ませてしまうことが多いのではないしょうか?
そこで少し手の込んだ料理を作る時間が取れる夕飯は、炭火でBBQやダッチオーブンを使って煮込み料理を楽しむのもおすすめ。
そこで私がおすすめしたいのが「アヒージョ」。
熱々の野菜やお肉からの旨味が溶け込んだオリーブオイルに、炭火で焼いた香ばしいパンが相性抜群です。
自宅では味わえない炭を使った調理や大胆な調理がキャンプ飯にはピッタリです。
メスティンや飯ごうを使ってご飯を炊くのもキャンプならでは。炊き上がりまでの時間もワクワクしますよね。
キャンプ飯は外で食べる非日常感から簡単なものでもとっても美味しくなります。無限に可能性がありますのでぜひチャレンジしてください!
アウトドアスパイスを使うだけでもごちそうに早変わりするのでよかったら次回のキャンプまでに揃えてみてくださいね!
【キャンプで楽しめるお酒で晩酌】
キャンプの夜の大人の楽しみ方の一つ、晩酌!
夫婦や友人同士での晩酌も、キャンプならいつもより会話が弾み、あまりお酒が得意でない方でもそこにいるだけで楽しいお酒の席になること間違いなし!
夜は夏でも少し風が冷たくなったりもするので、ぜひ焚き火を囲んで晩酌してみて。
日中楽しかったキャンプの話や、ちょっと失敗しちゃった話なんかも、良い酒のつまみになります。
【動画や映画鑑賞】
子供がいるキャンパーさんや、雨の日でもタブレットやプロジェクターがあれば楽しめます。
持ち運べるタイプのプロジェクターを用意すれば、テントの幕をスクリーン代わりにして映画鑑賞することも可能です。天気次第では星空の下で映画上映会も楽しめますね。
キャンプ場のイベントで、夜は野外映画を流してくれるところもあります。
スピーカーや音の出るものを禁止しているキャンプ場も多いため、映画を楽しむ前に必ず事前にキャンプ場のルールは確認しておきましょう。
スピーカーOKでもキャンプサイトによっては、近隣のサイトと近くなり相手のキャンパーさんたちへ迷惑をかけることに繋がりますので音量にだけは絶対に注意しましょう。
【読書】
ゆったりとした時間が流れているキャンプ場。
非日常の中であえて読書を楽しむのもおすすめです。
大自然の中での読書は贅沢な時間となり普段とは違った感想をもつことができるかもしれません。
わいわいするのもキャンプの醍醐味ではありますが、せっかく静かな空間に来たからこそゆったりと自然を感じ読書にふけるのも良いかもしれません。
【ボードゲーム・カードゲームで遊ぶ】
グループやファミリーキャンプのおこもりキャンプにもってこいのボードゲームやカードゲーム。
UNOやトランプに始まり、ついつい熱中してしまうボードゲームがたくさんあります。
冬のおこもりキャンプや雨の日のキャンプに、ぜひお気に入りのゲームを見つけてみてください。
たまにはスマホから離れてデバイスフリーでゲームを楽しむのもいいですよ!
ボードゲームマニアのArizineスタッフの最近ハマっているおすすめゲームはこちら!特におすすめなのは「パンデミック」。勝ち負けがなく、全員で勝つか負けるかなのでチームプレーがとっても楽しいです♪
【天体観測で星をみる】
キャンプ場の夜は街灯がほぼないので、晴天の日は普段では見られないほどの星が見れます。
キャンプ場は標高が高い場所も多く、それも手伝ってか少しの曇り空くらいでも綺麗な星空を見ることができます。
キャンプ場の静かな空間で、大切な人とゆっくり星空を見ながら語り合う。普段では味わえない特別な時間が流れます。
天体望遠鏡を持って月や星を見るのもお子さんにとっていい経験になりますよ。
夜が来る前にこれは終わらせておこう
キャンプ場の夜は街灯が少なく、夕方すぎるとすぐに暗くなってしまいます。
テントやタープ関連や、防虫などの対策、ランタンの準備などは、暗くなる前に終わらせておくのが鉄則。
特に初心者キャンパーさんは、車への積みおろしや道具やテントの準備などにも時間がかかり、アクシデントが起きがちです。
また、管理棟が空いている時間に始めればわからないことが起きたとしても、スタッフの方に助けを求めることもできます。
キャンプの夜を最大限に楽しむためにも、事前準備は万全に!
【荷物はテントや車内に移動】
日中使った荷物や、キャンプ用品を入れてきたトランク、ペグ類などもその日の夜や早朝からは使わないですよね?
そういった物は一旦車やテントが大きければテントの角に移動して。
外に出したままにしておくと、夜間トイレへ行く際につまずく危険性もあります。夜のキャンプ場は思った以上に暗くなります。
できるだけ、荷物は1箇所にまとめておくと、つまずくリスクがなくなります。
次の日早めに帰る場合には、「片付けも早く起きてやろう!」と考える方もいると思いますが、基本的にキャンプ場は騒音対策のため朝7時までは車のエンジンをつけることがNGなことも多いです。
またキャンプサイトでは暗黙のルールもあります。
キャンプ場のルールに書いていない場合でも、片付けや撤収が早すぎると近隣サイトに迷惑もかかるので注意しましょう。
日中や夜の時間を使って次の日に使わないものはあらかた片付けておくことで、サイト自体のレイアウトも綺麗になり、より使いやすくなるのでオススメです。
片付けられるものは片付けておきましょう。
【夏は防虫対策、冬は防寒対策を】
防虫対策や防寒対策は、ほとんどの方がやると思います。
テントを立て、一段落したいところですがそのままの流れで終わらせてしまうことをオススメします!
筆者は寝室準備はもう少ししてから〜と思っていると、あっという間に暗くなってしまった経験があり準備が十分ではなく慌てた経験があります。
人出が多い場合は、テントが立ったらレイアウト係と寝室係と分担すると早く準備が終わりますよ。
我が家は夫がレイアウト、私が寝室を担当しています!
夏場の寝室担当は、暑すぎて大変(笑)
【テントやタープのチェック】
暗くなる前にはテントやタープのチェックも大切です。
特に山方面でのキャンプ時は、天候がいきなり変化して風が強くなったり、雨が降ってきたりしてペグが抜けたりタープが飛んでいってしまうことも。眠ってからテントの揺れや外の異変に気がついてガイロープを使って強化をしたりペグを打ち直したりするのは大変なので、暗くなる前に不備がないかチェックしておきましょう。
また、寒い日や風が強い日には、テントにスカートがあれば夜に備えてペグダウンしておくと安心です。
我が家は夜も天気チェックをし、少し曇りがちで風がある時はタープも事前に閉まっています。タープは朝欲しくもなりますが、風が強い時のタープは飛ぶ危険性もあるので注意しましょう。
【ランタンなど明かりの確認】
「少し暗くなってきたな〜」と思ったら、ランタンの準備をしましょう。
LEDはボタンを押すだけなので簡単ですが、ガスランタンの場合はガスを入れたり、火をつけたりと、やることが多く割ともたつく可能性もあります。
また初めて使うランタンを持ってきている場合には、明るいうちに付け方やLEDの場合は電池や充電がしっかりとあるかを事前に確認しておくことが大切です。
新品を開封せずにそのまま持ってくると充電が満タンではないことが多いです。
また我が家では、ガスランタンを持ってきていたのに、いざつけようとした時にアルコールを持ってくるのを忘れた苦い経験があります……。
またガソリンランタンは慣れるまで時間がかかる場合も。事前に付け方をチェックしておきましょう。
夜のキャンプを楽しむときにはマナーにも気を付けよう
キャンプ場には守らないといけないマナーがあります。
就寝時間が決まっていたり、ゴミの処理方法など、キャンプ場によって違うこともありますが、大切なのはキャンプしているのは「自分たちだけでないこと」
周りのキャンパーさんたちに、キャンプ場の方に迷惑がかからないように、マナーを守ってキャンプをすることが、良いキャンプだったなと感じることにつながります。
【騒音に気を付ける】
宿泊するキャンプ場がOKなら、音楽を流したり映像をみたりすることは良いのですが、その時の音量には注意をしましょう。 特に近隣サイトと距離が近い場合には、より節度を守って使いましょう。
基本は音楽を流す際に使うスピーカーは使用を禁止しているキャンプ場がほとんどです。
事前に必ずキャンプ場のルールはチェックしておき、禁止と書かれている場合には絶対に守りましょう。
また、夜お酒を飲みながら盛り上がると話し声が大きくなってしまうこともあると思いますが、そこも注意です。キャンプ場は静かな空間のため、大きな声は自分が思っている以上に響きます。
【就寝時間後の明かりは小さく】
大体のキャンプ場の就寝時間は22時です。
キャンプ場によってはスタッフの方が巡回して教えてくれます。
就寝後は、キャンプの朝に備えて早めに休む人、テント内でゆっくりする人がほとんど。
なので、ランタンの灯りも小さめに。
就寝時間後にトイレへ行く際なども必要最低限の灯りで移動しましょう。
【片付けは早めの時間に済ませておく】
夜は片付けに割りと時間がかかります。
周りが見えにくくなりますし、就寝時間の1時間前くらいからは洗い物をする人や歯磨きをする人などで炊事場も混み合う場合があります。
なので、夕飯の片付けなどできることは少しずつ都度済ませておくのが良いですね。
我が家では、大体炊事場の近くにトイレがあることが多いので、夕飯後はトイレへ行く際に洗い物をしに行きます。
片付けを早めに終わらせると、ゆっくりと焚き火タイムなど、夜の時間も他の心配なくごせるのでオススメです。
【火の処理、ゴミの管理は徹底的に】
火の処理は「焚き火」のところにも書いたように、気持ち早めに火が全部消えるようなイメージで薪を入れること。
とはいえ薪が余っても次の日の朝も焚き火をしたり、朝焚き火をしない人は管理棟で引き取ってくれるところがほとんどなのでそこは安心ですが、火消し壺を持っておくと時短で火消しができるのでいいですね。
そして夜は火がしっかりと消えきったのを確認してから就寝しましょう。思わぬ事故や火事につながることもありますので、悲しいことにならないためにもこれは絶対です!
夜のゴミ管理ですが、キャンプ場は基本的に夜はゴミ捨て場は施錠されています。
なので夜までに出たゴミはテント内で管理します。
キャンプ場によっては、野生動物やカラス、鳥などに荒らされる危険性がありますのでゴミはテント内にしっかりと入れておきましょう!
ゴミの分別はキャンプ場によって異なるので、確認しておくと翌朝捨てやすいです。
まとめ:夜には夜の楽しみ方でキャンプを有意義に過ごそう
いかがでしたか?キャンプの夜の過ごし方。夜は夜で楽しいことが盛り沢山ですよ。
キャンプの夜は準備やマナーがありますが、事前にチェックしておくことで泊まりでのキャンプを目一杯楽しむことができます。
夜はご飯食べて眠るだけ。じゃもったいない!夜を充実させるのはとっても楽しくてオススメ。
キャンプ場の夜は普段体験できないことが目白押しなので、子連れキャンパーさんもぜひ経験してもらいたいです。
また、大自然の中で火を囲んで語りあったり、読書したり。普段できない時間の使い方をしても良いですね。
夜を存分に楽しめば、より思い出深いキャンプになること間違いなし!