日曜日, 12月 22, 2024
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【初心者必見】焚き火のやり方!必要な道具や注意点やマナーを解説

※本記事には一部プロモーションが含まれます

【キャンプ場スタッフ監修】初めての焚き火を楽しむために必要な道具、やり方、そして注意点やマナーをキャンプのプロ!有野実苑オートキャンプ場のスタッフが徹底解説します。

焚き火はキャンプの醍醐味ですが、正しい手順や道具が揃っていないと安全に楽しめません。

この記事では、焚き火の基本から、初心者でも安心して実践できる具体的なポイントをわかりやすく紹介。快適で安全な焚き火体験を楽しむためのガイドラインをお届けします!

マナーを守って自然を大事に、楽しく焚き火をしましょう!

こんにちは!有野実苑オートキャンプ場の妖精、コッフェルくんだよ!
キャンプのことはなんでも聞いてね!

キャンプで焚き火をしたいんですが、焚き火のルールや注意すること、おすすめの焚き火台やグッズってありますか?

キャンプでの焚き火だね!まかせて!!有野実苑でもたくさんのキャンパーたちがルールを守って焚き火を楽しんでるよ!おすすめの焚き火台や薪の調達方法なども徹底的に教えちゃうね♪

焚き火の守ってほしいマナーから、おすすめの焚き火台や薪の調達方法なども徹底的に伝授します!これであなたも焚き火マスターです!

【有野実苑オートキャンプ場】

有野実苑(ありのみえん)オートキャンプ場は千葉県山武市にある緑豊かな森と農園に囲まれたキャンプ場。 関東近郊で都心から90分というアクセスのいい立地にありながら、きれいな空気と新鮮な産物に恵まれ、四季折々のキャンプを気軽にお楽しみいただけます。 木々に囲まれて区画されたサイトと、充実した設備、各種クラフト体験や収穫体験など様々なイベントをご用意し、 スタッフ一同、皆さまのお越しをお待ちしております。

有野実苑オートキャンプ場公式サイトはこちら:https://arinomi.co.jp/

※本記事はキャンプのプロ!有野実苑オートキャンプ場のスタッフをはじめ、有野実苑を愛してくださるキャンパーのみなさまのお声、口コミを参考に制作しています。

目次リスト

キャンプ・アウトドアでの焚き火の楽しみ方

キャンプといえば焚き火はマスト!といってもいいほど、キャンプ中の焚き火の役割や楽しみ方はたくさんあります。

まずは、火が私たちにもたらしてくれる効果や魅力を解説します。

1.焚き火を囲んで火を楽しむ~癒しの時間~

わいわい賑やかに過ごしながら焚き火を囲むのもよし、反対に何も言葉を発さず、ただ火を眺めて楽しむのもよし。

大自然の中、焚き火を囲んでゆったりとした時間を過ごすのも、キャンプならではの醍醐味ではないでしょうか?

焚き火には「1/f(えふぶんのいち)ゆらぎ」という効果があり、このリズムが人にとって快適と感じるものであるため、1/f ゆらぎの性質を持っているものを見たり聞いたりしていると自然とリラックスするようです。

例をあげると、木漏れ日やホタルの光のような視覚的なものだったり、波の音、川のせせらぎだったりも1/f ゆらぎだよ!

日常から少し離れた空間で、少し一息つきたいときは、キャンプで焚き火を楽しむのもいいですよね。

2.バーベキューをしたり、マシュマロを焼くなど料理を楽しむ

キャンプで焚き火をする目的として料理を楽しむことが良く上げられます。

焚き火で調理をすることで普段ではなかなかできない調理法を試したり、キャンプならではのキャンプ飯を楽しむこともできますよ。

マシュマロを焼いてそのまま食べるのも美味しいですが、ビスケットとチョコを用意して、ビスケットにはさむ「スモア」を作って食べるのもいいですね。

他にも、グリル、ホットサンドメーカーやスキレット、ダッチオーブンなど、キャンプに役立つクッカーをもっていくと料理の幅も広がり、キャンプに行くたび違った料理を楽しむのもおすすめです。

スモアの作り方は下記の記事で紹介しているよ♪

3.寒いときは暖をとれる

ひんやりとした夜や、秋冬キャンプでは焚き火で暖をとることも魅力のひとつです。

難燃性や耐火性のある生地のテントやタープを選べば、テントやタープのすぐそばで焚き火を楽しめます。

他にも、焚き火の火おこしする過程を楽しんだり、こだわりの焚き火台でそれぞれのシチュエーションにあった焚き火をするのも醍醐味ですよね。

焚き火で癒されながら、冬の澄んだ星空を見るのもロマンがあって素敵ですよ。

【初心者必見】キャンプ場で焚き火をする前に!注意点とマナー

キャンプ場で焚き火をする場合、気をつけるべき点と最低限のマナーがあります。

注意してほしい点は以下の4つ。

①直火はやめて焚き火台+シートを使おう
②周りに燃えやすいものがないかチェック
③火の後片付けはしっかり
④焚き火台を洗う場合は自宅で洗おう!

利用者みんなが気持ちよく使えるよう、しっかりと守っていきましょう。

キャンプ場によってルールが違う場合がありますので、キャンプへ行く際は、事前にキャンプ場での禁止事項、ルールを調べてから訪れましょう。

①直火はやめて焚き火台+シートを使おう】

キャンプ場での焚き火は、直火禁止している場所がほとんどです。必ず焚き火台を使いましょう。

直火禁止になっている理由は、直火で焚き火をすることによって地面中のバクテリアを殺してしまったり、草木を燃やさないようにと自然保護の目的だったり、火災などによる事故防止のためです。

直火とは、一斗缶を使ったり地面にそのまま薪や炭を並べて火をつけること。
フィールドが焦げちゃうからやめようね!芝代を弁償しないといけないことも!

そして焚き火台と一緒に揃えたいのが焚き火シート。こちらも必須アイテムです。地面に敷いて使います。

実は、焚き火シートを敷いていても焚き火台が低い場合や長時間の焚き火をした場合、写真のように地面が焦げてしまう場合もあります

乾燥した季節や枯れ葉などが多い場所で焚き火をする場合は、焚き火台シート+灰受け皿(プレート)を用意しておくと安心です。

焚き火台やシートは色々なアウトドアブランドからでており、さまざまな用途にあわせたものがたくさんあります。その中から、自分に合ったものを探すのも楽しいですよ!

②周りに燃えやすいものがないかチェック】

焚き火をする前には、きちんと周りを確認してから行いましょう。

周りに芝生や草木が生い茂っていると、火が燃え移る可能性がありますし、落ち葉や枯れ葉などにも注意が必要です。ほかにも、燃え移りやすいものが近くにないか、確認しましょう。

ポリエステル製のテントやタープ、チェアなどのキャンプ用品も火の粉で穴があいたり、それが火種になる場合もあります。

風が強い日も、風向きなどを考慮したうえで焚き火をすることが大切です。

強風(風速5m以上)の場合は、中止も視野に入れてね!安全のために諦めることも大切。

もし火の粉が飛んでしまった場合の対策として、水の入ったバケツなどをそばに置いておくとすぐに消化できるので安心です。

また、コットン製のものは耐火性もあり火に強いため、焚き火をする場合はそういった燃えにくい製品に目を向けるのもいいですね。

③火の後片付けはしっかり】

出典:ZEN camps

焚き火をした後は、そのままにせず、しっかりと後片付けをしましょう。

火をしっかり消すことが大切なので、最低でも就寝の30分前には火を消しておきましょう
炭になっている場合は少し水をかけただけでは火が消えることはありません。

火のついた薪や炭に直接水をかけると燃えカスとして残ってしまうので、白い灰になるまで燃やすのがベスト!時間を逆算して薪をくべるといいね!

白い灰まで燃やし尽くせない場合は、火消し壺や火消し袋を使って火を消しましょう。

火消し壺とは、火が付いた薪や炭をいれて蓋で密閉し、火を消すためのものです。

燃えた後の薪や炭の処理については、各キャンプ場のルールをしっかりと確認した上で行ってくださいね。最低限のマナーとして、そのまま置いて行ったり、後始末をせずに帰ることはしないようにしましょう。

有野実苑オートキャンプ場には灰捨て場があるので、そこに灰を捨てることができるよ!

④焚き火台を洗う場合は自宅で洗おう!】

焚き火台の灰や汚れが気になって、キャンプ場で水を使って洗浄したくなりますが環境への配慮から炊事場での焚き火台の洗浄は禁止しているところがほとんど。

自宅での洗浄を心がけましょう。

有野実苑オートキャンプ場も環境のために焚き火台やBBQグリルなどの洗浄は自宅でしてもらうようにお願いしているよ!

どうしてもその場で汚れが気になる場合は、火が消え灰を処理した後に新聞紙やペーパーでささっとススを落とすと良いですね。

焚き火台って毎回洗う必要はないんですよ!油汚れでベタついている時なんかは自宅で水洗いしてもいいですね〜!

例えば、はじめから焚き火の薪を置く下に、アルミホイルを敷いておいたりすると汚れも気にならなくなるし、片付けがぐっと便利になりますよ!

ただし、炭や灰、アルミホイルの捨て方は違うので、アルミホイルに炭を包んでそのまま捨てないように気をつけましょう。

専用の極厚のアルミホイルが売ってるよ〜!

焚き火に必要な道具

有野実苑スタップ撮影

キャンプで焚き火をするにあたって、必要な道具とおすすめを紹介していきたいと思います!

【焚き火に必要な道具】

1.焚き火台

2.薪&炭

3.着火剤&チャッカマン・ガストーチ

4.グローブ

5.火ばさみ

6.火消壺

7.焚き火シート


これさえあれば、はじめてでも焚き火をする時も困ることがないでしょう。

焚き火に必要な道具】1.焚き火台

焚き火に必要な道具はズバリ「焚き火台」ですよね。

近年、さまざまなキャンプ場では直火での焚き火を禁止していますので焚き火台は必須です。

禁止の理由としては、直火で焚き火をすることにより、自然に被害を加えてしまったり、火災などの危険性があるからというものがほとんどでしょう。

キャンプ場じゃなくても景観をそこなったり、自然を痛めてしまうので必ず焚き火台を使おう!

焚き火台にはさまざまな用途にあわせた製品が、色々なアウトドアブランドからでているため、とことんこだわりを追求することのできるギアの1つです。

また、焚き火の後始末も、直火での焚き火より断然片付けやすく、持ち歩く際もコンパクトに収納できるためおすすめです。

キャンプ場スタッフがおすすめする焚き火台を紹介していきます!

おすすめの焚き火台 ①:コールマン(Coleman) 焚火台 ファイアーディスク

出典:Amazon

キャンプ用品をだしているブランドの中でも有名なコールマンからでているコールマン(Coleman) 焚火台 ファイアーディスク

本体の足場を開いたり閉じたりするだけで設営も収納もでき、持ち運びやすい構造になっています。

シンプルな構造で設営も簡単!ファイヤーディスクTMの総重量は1.6㎏、耐荷重は30㎏もあり、薪の大きさを気にしなくてもいいですし、薪を置く部分が大きく開いた皿状の形のため、薪を置くのも簡単なのに風通りがいいのでよく燃えます。

初心者の方にもおすすめの焚き火台です!

出典:Coleman

ファイヤーディスクはソロサイズもあります。

重量は900gと持ち運びしやすく、耐荷重は約25Kgでダッチオーブン10インチまで使用可能です。
ソロディスクも焼き網付き。

出典:Coleman

付属で焼き網がついてるので、薪を炭に変えて、炭火料理もできるよ!ダッチオーブンを乗せてもいいね。

【詳細】

総重量(付属品除く):1.6kg

サイズ:45×23cm

収納サイズ:46×8.5cm

材質:ステンレス

耐荷重:30㎏(ダッチオーブン3サイズ対応)

付属品:収納ケース、焼き網

おすすめの焚き火台 ②:ユニフレーム UNIFLAME ファイアグリル

出典:UNIFLAME

ユニフレーム UNIFLAME ファイアグリル は、四角い形状の本体に足が4つ付いた造りで、とても頑丈にできています。

耐久性が高いため、大切に使えばずっと使っていけますし、バランスもしっかりしているので風や重みで転ぶこともないでしょう。

焼き網をずらすこともできるので、BBQをするときに焼きあがった食材や、焼き過ぎたくない食材を端に寄せておくこともできます!

サイズはノーマルとラージがあります。ノーマルは3~5人、ラージは5~8人に対応しているので、用途に合わせて購入を検討してみてくださいね。

薪の大きさを少し調整する必要があるのと、フレームが少し鋭くなっているから焚き火台を洗う際にうっかり手を切らないよう気をつけよう!

【詳細】

総重量(付属品除く):2.7kg

サイズ:43×43×33cm

収納サイズ:38×38×7cm

材質:ステンレス(焼き網は鉄/クロームメッキ、脚はスチールパイプ)

耐荷重:20㎏(ダッチオーブン対応)

付属品:収納ケース、焼き網

■ おすすめの焚き火台 ③:スノーピーク(snow peak) 焚火台

出典:Amazon

スノーピークの焚火台は1996年にでき、そこから今まで多くのキャンパーたちを虜にしています。

その耐久性と、収納時のコンパクトさ、シンプルな設計に設営の簡単さからか長年好評の製品です。

サイズはS、M、Lに加え、LLサイズも登場。全部で4種類あるので、ソロキャンプや少人数から、ファミリーやグループキャンプ用に選ぶことができますよ!

出典:snow peak


料理をよくする、大人数でキャンプをする人にはLサイズがおすすめですし、焚き火目的ならMサイズでも十分です。

持ち運びや収納に重点をおくなら、もちろんSサイズがいいでしょう。

小さすぎると言われることもありますが、ソロキャンプにはぴったりのサイズではないでしょうか?

出典:Amazon

同じくスノーピークからでているジカロテーブルとも相性が良く、バーベキューなど主に料理を楽しみたい人におすすめです。

【詳細(Mサイズ)】

総重量(付属品除く):3.5kg

サイズ:35×35×24.8cm

収納サイズ:45×51.5×3.2cm

材質:ステンレス

付属品:収納ケース

■ おすすめの焚き火台④:ロゴス(LOGOS) LOGOS the ピラミッドTAKIBI

出典:Amazon

LOGOS the ピラミッドTAKIBIはさまざまなシーンで使える焚き火台で、焚き火だけでなく、BBQやさまざまな調理器具、串焼きも楽しむことができます。

安定したつくりのため、ダッチオーブンなどの重い調理器具も直接乗せられます。

組み立てる際のパーツが6つと、他の製品に比べて多いですが、組み立ては比較的簡単なので心配不要です。

サイズはM、L、XLの3種類があります。一番小さなMサイズでも少人数なら問題ありません。

洗練されたデザインで、お洒落で使い勝手のいい焚き火台を探している人におすすめの製品です!

注意点としては大きい薪の場合は焚き火台におさまらないかも!薪をくべるときはサイズの小さいものを!あとは薪や炭との距離が近いから高さの調節が必要だよ。

【詳細(Mサイズ)】

総重量(付属品除く):2.2kg

サイズ:36×35×22cm

収納サイズ:35×19.5×7cm

材質:ステンレス、スチール

付属品:収納ケース、焚き火五徳、串焼きプレート、ワイヤーロストル

■ おすすめの焚き火台 ⑤:有野実苑オリジナル焚火台「Corn ver Arinomien」

ここ、有野実苑で販売を開始したオリジナル焚火台Corn ver Arinomienは、株式会社ヒラノ様とのコラボ商品となっています。

こだわりのオリジナルのロゴカットがあしらわれた黒革鉄板製の五徳は、鉄板とスパイダー柄の網の半々でデザインされています。

570g(五徳除く)と超軽量で収納性もあり、他にはない斬新なフォルムで無駄のないつくりになっています。
個性あふれた焚き火台をお探しの人に、ぜひ手に取ってほしい商品です。

コンパクトなつくりで超軽量!ソロキャンプで活躍すること間違いなし!

【詳細】

総重量:570g(五徳除く)

サイズ:Φ305×230㎜

収納サイズ:240×360(厚さ約7㎜)

材質:ステンレス(本体)、鉄(五徳)

付属品:収納ケース、焚き火五徳

有野実苑オリジナル焚火台Corn ver Arinomien 有野実苑オンラインストアにて発売中!

■ おすすめの焚き火台 ⑥:Nuuca(ヌーカ)Hygge Time(ヒュッゲ タイム)※AD

出典:Nuuca

おしゃれに焚き火タイムを楽しみたいなら、湘南発アウトドアブランド「ヌーカ」の北欧風デザインの焚き火台「Hygge Time(ヒュッゲ タイム)」がおすすめ。

出典:Nuuca

496人の焚き火台利用者の声から生まれた焚き火台で、普段はミニテーブルとしてキャンプだけでなく自宅のインテリアとしても使えるところがGoog!

出典:Nuuca

10秒でセットでき、火消しカバー付きなので火消しもとってもカンタン♪

初心者キャンパーにぜひ使って欲しい焚き火台です。

【詳細(ラージ)】

総重量(付属品除く):約3.3kg

サイズ:57×57×39cm

収納サイズ:48.5×48.5×9cm

材質:焚き火台/鉄、火消しカバー/ステンレス、テーブル天板/木製

付属品:火消しカバー兼収納ケース、灰捨て口カバー、テーブル天板、ちりとり、ほうき、収納袋

 

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実際にキャンプで使用してみたレビュー記事「Nuuca(ヌーカ)の焚き火台をガチキャンパーがレビュー!火消し簡単・雰囲気抜群」も合わせて読んでみてくださいね!

焚き火に必要な道具】 2.薪&炭

焚き火をする際に最も必要となるのが薪もしくは炭です。

薪と炭の性質の違いについて説明していきますね。

薪の性質

薪の性質は下記の4つ。

  1. 炎が大きく燃え上がる
  2. 種類によって異なるが、基本的に燃え尽きるのが早いため、追加で薪を足す必要がある
  3. 炭よりも比較的に安く手に入る
  4. 焚き火をするのに向いている

他にも、薪となる木には針葉樹と広葉樹の2種類があるので、うまく組み合わせて使えるといいですね。

【針葉樹】

針葉樹は一般的に売られている薪で、広葉樹よりも安く手に入れることができます。
密度が低いため、軽く柔らかいので火がつきやすく一気に燃え上がるのが特徴ですが、そのかわり燃え尽きるのも早いので基本的には火おこしをする際に使用することがほとんど。

キャンパーたちが焚き火をする際につくるフェザースティックも、ほとんどの人がこの針葉樹を使っています。

針葉樹は、スギやマツ、ヒノキなど英語では「Softwood(ソフトウッド)」と呼ばれる部類の木です。

燃える勢いがすごいから煙も多くでるよ。針葉樹は油分が多くてヤニも出るからコッパーやケトルを使うとススで真っ黒になるよ!

【広葉樹】

広葉樹は、木自体の密度が高く重く硬いため、火がつきにくいですが、燃え始めると針葉樹に比べゆっくりと燃えていくので、トロトロと長い時間燃え続けることができます。火おこし後の本格的な炎を維持するために、この広葉樹を使うといいでしょう。

焚き火を長時間したい場合は、1:2の割合で針葉樹と広葉樹を用意すると、長い時間大きい炎を楽しむことができるでしょう。

広葉樹は、ナラ(オーク)やアカシア、ケヤキ、カエデ、サクラなど英語で「Hardwood(ハードウッド)」と呼ばれる部類の木です。

煙は針葉樹に比べると少ないから、焚き火料理は広葉樹の火でするのがおすすめです。

■ 炭の性質

炭の性質は、主に下記の4つ。

  1. 炎は薪に比べそこまで燃え上がることはない
  2. 火力が強く、調理に向いている
  3. 燃焼時間が長く、1度火がつけば燃え続ける
  4. 薪に比べると値段が高め

炭を使うポイントとしては、火をおこしてからしばらくして、炎が静まり炭に赤みがでてきてから使うこと。この状態になれば火力も十分で、調理をするのに適しています。また、ここまでいけば火が消えることもなくずっと燃え続けてくれます。

焚き火のような火を燃え上がらせたい場合は、やはり薪をつかうことをおすすめしますが、BBQやキャンプ飯を作る際は炭が適している場合もあります。
どちらも用途にあわせて使い分けるのが大事ですね。

また、炭は目に見えた火が燃え上がらない分、火が消えたのか確認するのが難しいです。
炭の火を消す場合は、密閉される入れ物に入れて消すことが主流なので、火消壺などを利用しましょう。
水を少しかけただけでは鎮火することはないので、後始末をする際は気を付けてくださいね。

有野実苑オートキャンプ場で販売されている薪について

有野実苑オートキャンプ場スタッフ撮影

有野実苑オートキャンプ場では、薪や炭を直販売しています。さまざまな大きさの薪がはいったセットになっているため、木の皮や細めの薪は焚き付けとしても使用できます。

こちらの薪はキャンプ場がある山武市のスギを活用したもので、市内にある杉林や森から直接仕入れ、キャンプ場の中で割って乾燥させたものを販売しています。

有野実苑オートキャンプ場では、こうやってキャンプに訪れる人々が、地元産の薪をつかって焚き火を楽しめたらという思いから、薪の販売を始めさせていただきました。

杉の木は針葉樹のため、軽く柔らかいのが特徴で、火がつきやすく、一気に燃え上がるため、焚き火をする方におすすめの薪です。

薪は1コンテナ1,000円 ・炭は 3kgで1,100円 で販売中だよ!(※2023年8月現在)

■慣れてきたら薪割りにも挑戦!

焚き火に慣れてきたら薪割りに挑戦してみるのも、キャンプを盛り上げるアクティビティの一つとしておすすめです。

自分でカットした薪でやる焚き火はまた格別ですよ!

■ペーパーログ作りにも挑戦!

Photo by 沖野隆(Arizineライター)

ペーパーログとは紙薪とも呼ばれ、リサイクルされた紙製品やその他の生分解性材料を水に浸し、繊維を分解して作られた、燃料として使用される燃料ブロックのことです。

不要になった新聞紙や段ボールなど廃棄物を再利用するためとってもエコ!

海外では「paper fire logs」と呼んでいて、世界中のキャンパーたちの間でも馴染みがあります。

ちょっとエコを意識して、ペーパーログを使って着火するのもオツですよね!

焚き火に必要な道具】3.着火剤&チャッカマン・ガストーチ

着火剤

Photo by 沖野隆(Arizineライター)

薪でフェザースティックを作ったりして火をおこしやすくするのもいいですが、やはり着火剤があると効率よく火をおこせるため、着火剤の利用はおすすめです。

とても便利な代物ですし、焚き火やBBQの火種をつくる際に時間短縮にもつながります。

着火剤には基本的に下記の3種類。

  • 固形タイプ
  • チューブジェルタイプ
  • パックジェルタイプ

扱いやすさや、出したい火力によって使用するものを変えるのもいいでしょう。

チャッカマン・ガストーチ

着火剤とセットで用意したいのが、チャッカマンもしくはガストーチ。

チャッカマンを使用する場合は、持ち手が長いものがおすすめ。着火剤に火をつけると勢いよく燃え上がることもあるため、持ち手の短いチャッカマンだと火傷などの怪我の原因にもなります。

また、ガストーチを使うと引火しやすく、炎が大きくなるのも早いため、他にも利用する用途がある人はガストーチの購入を検討してみてもいいでしょう。

出典:Amazon

コールマンからでているコールマントーチ 170-8075は、OD缶対応のトーチで、かなりの火力がだせるため、焚き火の火やBBQの火種をつけるのにおすすめのトーチです。

薪だけでなく、炭にも短時間で点火することができ、あれば便利な代物です。

焚き火に必要な道具】:4.グローブ

出典:Amazon

グローブは、はめることによって薪のとげで手を怪我したり、熱いものに触れて火傷するのを防ぐ役割があります。

軍手を使用する人もいますが、軍手1枚では薄く、怪我防止にならない場合もあるので、できれば厚手のグローブを用意しましょう。

特に、耐熱・耐火グローブであればなおいいでしょう。

焚き火に必要な道具】5.火ばさみ

出典:Amazon

火ばさみは、火がついた薪や炭を動かしたり追加で薪をくべたりするときに使用する道具です。

焚き火をしている最中に使うことが多いので、安いものを選ぶ際でも持ち手が長めで、ある程度の強度があるものを選びましょう。

柔らかすぎて薪をしっかりとつかめないようなトングを火ばさみの代わりに使うと、薪を持っているときにバランスを崩して落としてしまったり、事故につながる可能性があるので注意してください。

ハサミタイプの火ばさみはデザインもかっこいいしオシャレだけど、使い慣れるまでは時間がかかるし難しいので、はじめはV字がおすすめ!

焚き火に必要な道具】6.火消壺

火消壺は、名前の通り焚き火やBBQをした後の薪や炭を入れて密閉し、火を消すための道具です。

焚き火の後始末をするときに便利な道具で、これさえあれば火の不始末で事故を起こす危険性もなくなりますし、なにより後片付けが楽になります。

出典:Amazon

さまざまな火消壺がありますが、おすすめしたいのがこのキャプテンスタッグ(CAPTAIN STAG) バーベキュー用 火消しつぼ 火起し器 セット UG-3245です。

この火消壺、火おこし器としても使える優れもの!

これひとつで火起しも火消しもでき、また炭を再利用したいときにも役立ちます。

使っていくうちに熱で多少変形する場合があり、耐久性は少し低い印象です。折りたたみではないので収納のしにくさはあるものの、中に炭を入れてストックすることもできるので少しの量なら炭の持ち運びにも使えますよ。

火を消してから焚き火台が冷めるまでの時間を気にしなくていいから、デイキャンプでも大活躍だよ!

焚き火に必要な道具】7.焚き火台シート

出典:Coleman

焚き火台シートは焚き火台の下に敷く不燃素材のシートで、焚き火台自体の熱から地面や自然を守るために敷くものです。

焚き火台からこぼれた灰や、火の粉から燃え移るのを防ぐ役目もあります。

あると便利な焚き火道具

上記で紹介した道具は、キャンプで焚き火をする際に必要な道具でしたが、他にもあれば便利な道具もたくさんあるので、シーンに合わせて用意してもいいでしょう。

あると便利な焚き火道具】薪用なた・ナイフ・斧

薪用なたや斧は、購入した薪を自分の好きな大きさに切るときに使用します。

キャンプ場などで薪を購入する場合は、大体大きな薪に小さく切られた薪が混ざっていることが多いですが、ホームセンターやオンラインで買う場合は大きな塊の薪だけのものがほとんど。

それで焚き火をはじめようとすると、火おこしに苦労してしまいます。

そこで、薪を細かくしたりブッシュクラフトをしたい人は、こういったギアが1つでもあるといいでしょう。

あると便利な焚き火道具】ローチェア

アウトドアチェアのなかでも、ローチェアは主に焚き火を楽しむ人に適したチェアです。

薪をくべやすいのはもちろん、座ると焚き火の炎に近く、焚き火を楽しみながら過ごすのにおすすめです。なくても困りませんが、あればより焚き火を楽しめること間違いなし!

また、タープなどの天井の下で使うと、スペースがより広く感じ、快適に過ごせるでしょう。

キャンパーはローチェアに座って焚き火をするのがデフォルトだよね!

あると便利な焚き火道具】火吹き棒

火吹き棒は、焚き火の火をおこすときに使うアイテムで、火種に空気を送り、炎を大きくすることができます。

長い棒状のため火の中心に直接空気を送れるので、火おこしにあると便利なアイテムです。

ただ、はじめは空気を吹き込みすぎるとかえって火を消してしまったり、間違って吸い込んでしまうと煙が直接肺に入って苦しいので、その点を気をつけながら使用してくださいね。

焚き火をしていると火が弱まる時があるんだけど、その時に火種に風を送るものがないと消えてしまうよ!できるだけ持っていくようにしよう!

焚き火が楽しくなるアイテム

【スウェーデントーチ】

Photo by 佐々木(Arizineライター)

スウェーデントーチとは、垂直に立てた丸太に切り込みを入れて燃やす焚き火の方法の1つです。

高く燃え上がる炎は、薪を使った焚き火とは違うかっこよさがあり、サイトで目立つこと間違いなし!

詳しくは下記の記事で紹介しているので、人とは違った焚き火をしてみたい人は読んでみてくださいね!

【フィシュマロバアアアアン‼︎】

phote by Mami (Arizineライター)

「FISH:MALLOWBURRRRN!!(フィシュマロバアアアアン‼︎)」とは魚の形をしたマシュマロで、明治44年創業の老舗マシュマロメーカー「株式会社八千代堂」が作る安心の日本製品。

かわいいフォルムで焚き火のマシュマロタイムが盛り上がること間違いなし!

焚き火のやり方:手順を紹介

  1. 焚き火する場所を決める
  2. 焚き火台と焚き火シートを設置する
  3. 薪と着火剤をセットする
  4. 着火する
  5. 火を育てる

【手順1:焚き火する場所を決める】

まずは焚き火する場所を決めます。

あらかじめ焚き火OKの場所が決まっているキャンプ場もあるので、ご自身で確認しましょう。

周りに木やテントなど燃えやすいものがないかを確認し、焚き火する場所を決めていきます。

私有地や、河原などで火気の使用を禁止している場所はNGだよ!

【手順2:焚き火台と焚き火シートを設置する】

焚き火台と焚き火シートを設置します。

地面への熱の影響を配慮し、焚き火シートや灰受けなどのプレートは必ず敷きましょう。

【手順3:薪と着火剤をセットする】

まず着火剤を中心におき、細い木やフェザースティック、落ち葉などをかぶせます。

さらに中くらい、太い薪といった順番で重ねていけば準備完了です!

炭の場合も、中心に着火剤をおき、細かく砕けた炭をかぶせて大きな炭をのせましょう。

【手順4:着火する】

チャッカマンやガストーチを使って、中心に入れた着火剤に火をつけます。

火傷の危険もあるので、この時点で手袋をしておくと安全です。

薪を置きすぎて火がつけにくい場合は、写真のように少し減らすとやりやすいでしょう。

【手順5:火を育てる】

着火剤や細い薪やフェザースティックに火がついたら、薪をくべて火を育てていきます。

火吹き棒を使って、火種の中心に空気を送って火を大きくしましょう。

太めの薪に火がついたらもう焚き火は完成!

火を眺めたり、料理をしたりして楽しみましょう。

焚き火の消し方!火消し壺や火消し袋を使おう

焚き火の消し方について解説します。

焚き火の後始末の方法は意外と簡単です。

基本は燃えきるのを待つだけ!しかし、後始末をする時間まで火がついていたり、消えたと思っていた炭や薪も熾火になっていて中で火種がくすぶり消化できていないこともあります。

急いでいるときは火消し壺や火消し袋を活用して、消化しましょう。

火消し壺に熾火状態の炭を入れると、次回の焚き火の時に再利用できるのでエコですよ!

後始末の注意点は3つ

焚き火を消すときの注意点は以下の3つ。

  1. そのまま放置しない
  2. 消化するまでそばを離れない
  3. 水をかけて消化しない
  4. 熾火のまま灰を捨てない

大前提として、焚き火をした灰をそのまま放置するのはNG行為です。
いつか消えると思っていてそのままにして寝ると、風に灰が飛ばされてテントや植物に火の粉がとんで火事につながることもあります。

薪や炭が燃え尽き火が消えるまで待つ場合も、焚き火中はそばを離れないことが大切です。

また、就寝前に焚き火の火が消えていないことがあります。

そんな時に急いで消したくなるからと水をかけるのは厳禁です!急激な温度の変化から大事な焚き火台が変形したり、高温の水蒸気や煙が発生し、周りに灰がまったりと迷惑行為につながります。

焚き火から離れる時、就寝前には必ず消化をしようね!

熾火(火がついている)状態で、灰捨て場に炭や薪を捨てるのもダメです。周りの消化してた炭に引火して、火事につながることも。

必ず消化した炭や灰を、灰捨て場に捨てるようにしましょう。

まとめ:マナーを守って楽しい焚き火を!

焚き火はキャンプをする人々にとって、かなり魅力のあるアクティビティのひとつです。

ぼんやりと眺めてリラックスしたり、いつもと違った雰囲気を演出して会話に花を咲かせたり、キャンプならではのキャンプ飯を作るのに使用したり、暖をとる手段として利用したり……焚き火をする人の数だけ、その用途もさまざまです。ひと工夫すれば、色々な形で楽しめる焚き火。

自分のやりたいスタイルを探しながら焚き火台を選ぶのも、キャンパーの醍醐味ではないでしょうか?

近年では、キャンプ業界でも有名なブランドからマイナーなブランドまで、焚き火台とセットで使える調理器具やギアがたくさんでており、お洒落なものから実用的なもの探すことが可能です。

それぞれマナーを守って、自分のこだわりのギアでキャンプを楽しんでくださいね。

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Arizine編集部
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